大人も子どもも在籍できる

「架空の街」の「芸術大学」

あなたも第1期生になりませんか

9月22日秋分の日に「開校セレモニー」を行います!みんなでわいわい街の学校の誕生を祝います。

お昼ごはんは地域で昔から作られてきたチラシ寿司をみんなで作ります。

在籍していない人ももちろん参加OK!

参加費は昼食費込み500円です。

八木藝とは?

架空の街「ある街 chapter YAGI」にある不思議な学校。 ここにいるのは様々なアーティスト、ヤギ先生、ある街の住人たち。 大人も子どもも対等に過ごしながら、自らの関心や特性にあった学びを見つけていきます。 この大学のステップは三つ。「過ごすこと」「作ること」「種をもつこと」。 まずは自分の居心地の良い場所を探そう。なかったら作ろう。そして自分だけの種を見つけよう、 見つけたら大切に育てよう。 いろんな住人が応援してくれる。見守ってくれる。そんな学校。


ある街 chapter YAGIとは 南丹市八木町屋賀地区にある、アートと福祉が交差する「架空の街」を作るアートプロジェクトです。東京藝術大学DOORプロジェクトのアーティストインレジデンスプログラムから生まれ、 日々、様々なアーティストや地域の方、子どもたちが行き交っています。 2023年からフリースクール学びの森の授業を行い、2024年の春分の日に文化祭を作り上げました。

東京藝術大学DOORプロジェクト

学びの森の授業の様子

八木藝の住民からのメッセージ

奥山 理子 / 八木藝術大学長

ある日、頼まれごとを二つ返事で引き受けてみたら、山と野菜とヤギとともに、 いろんな 人の表現の萌芽が感じられる、不思議な街にある学校の学長さんになっていました。

"げいじゅつだいがく"で「表現」なんて書くと、ダイナミックに筆を動かす画家や、 激しく身体を動かすダンサーのイメージが浮かぶかもしれません。
けれど 、ここで私が楽しみにしている表現とは、「 あなたらしくいる」ことです。 それ以外のことは、あれこれ言わないでおこうと思います 。

言葉では言い表せないことの方が、この学校にやってくるみなさんを支えてくれそうな 予感がするからです。 そしてみなさんとの出会いを通して、私もまた、私らしくいること を 育 て て み た い と 思 い ま す 。

柳 雄斗 / 八木藝術大学発起人

こんにちは。「ある街chapterYAGI」の演出家の柳雄斗です。
ここではみなさんが得意なこと、大事にしていることをいっしょに見つけながら育てて いく場所です。 現在地はいつでも変えられる。あなたを大切に思ってくれる人と 出会い、真剣に遊び、あなたにしかない視点を一緒に育てていきましょう。

僕は 思い返すと学校が苦手でした。 みんなと一緒のことがなかなかできない、人と 違うことをみんながつつく、朝起きるのがつらい、先生はなんだか信用しづらい...。 でも、アートの世界に飛び込んだら、人と違うことを褒めてくれる人がいた。 気の合う仲間がいた。自分のことを大事にしてくれる人が増えた。そして今もたくさんの人に助けられながら日々「 自分が楽しいと思うこと」を 追い求めながら生きています。世界はとってもとっても広くておもしろい。

みなさんとこれから出会えること、そしてみなさんがいてくれることで「八木藝」と「ある街」が自然と豊かになっていくわくわく。この場所 から素敵な世界と繋がることを楽しみにしています。 悩み、苦しみ、何かを生み出そうとする。そんなあなたを僕たちは必ず応援します。

木下 大輔 / ドラマトゥルク

僕は普段、亀岡市にあるフリースクール「学びの森」で子どもたちと一緒に学んでいます。 柳さんと出会い、学びの森で身体表現の講座を一緒につくっていく中で、「ドラマトゥルク」という役割を与えてもらいました。

ドラマトゥルクは、演出家と演者、演者と演者、演出家と裏方など、ひとつの作品に関わるあらゆる人の間に入り、良い作品をつくることのお手伝いをする仕事だそうです。

最初この言葉を聞いた時はわかっていませんでしたが、今では僕が普段学びの森の内外でやりたい/やっていることの、ひとつの表現方法なのかなと考えています。

そんなこんなで「ある街」にも足を踏み入れることになりました。ここには何かとても大切な時間が流れているような気がします。 言葉にするのが難しいですが「今僕生きてるー!みたいな感情が湧き出てくる時間」ってな感じです。

この街で色々な人・モノ・ことと出会い、そういう時間を一緒につくれたらいいなぁ。みなさんよろしくお願いします。

小澤 亜梨子 / デザイナー・イラストレーター
3じのアトリエ主宰

2022年に亀岡へ引っ越してきて、グラフィックデザイナーやイラストレーターとして、イベントの広告などをつくる仕事をしています。 また、自宅でときどき「3じのアトリエ」という工作室を開いて、街の子どもたちに遊びに来てもらっています。

ここから少し長い自分語りになりますが、もともと、子どもの頃から絵を描くことが大好きだったけれど10代~20代の時期はそれを仕事にするという発想や自信がありませんでした。

今もまだ少しそうですが、子どもの頃から常に人と比べて、自信がないことは、好きなことでもそんなに好きじゃないように振る舞っていました。 27歳の頃に、一人のイラストレーターの大先輩が、私の絵を見て「あなたがイラストレーターでないのはもったいない」と言ってくれました。 その日から、心のすみっこで「なりたいかもしれない」という気持ちを育て始め、30歳になり本格的に仕事として取組み始めました。

だれかに背中を押してもらって、 「できるかも」と思ったら、とりあえず小さなことでも手を動かしてみる。はじめは難しくても、できるようになるかもしれないし、楽しくなかったら一旦、おやすみすればいい。 そんなふうに、好きなことや、手を動かしてみることと、ゆっくり向き合える時間を皆んなと過ごせたらいいなと思っています。

境 航 / 八木藝工作センター長

私は長年アンティークの家具の修理をしてきて、いくつかの店舗の内装などの仕事も経験してきました。 ある街では古民家のリフォームをしています。 私も柳くん同様、学校や世間に同調できない違和感を覚えながら学生時代を過ごしてきました。 大事にしてきたのは老子が示す無為自然の感覚で、仏教や禅の思想に共感します。 それはいかに自然になるか、ただ自分が存在していることの偉大さに気付けるか、そして、どうやって依頼心を断って独立した状態を保つかという実践に本質があるように思います。 それはまさにアンティークが体現している状態です。 アンティークはより自然に近づいた風合いで、その存在感は物本来の持つ偉大さを如実に顕しています。 そして百年以上残り続けたという実績はまさに自燈明の生き仏と言えるでしょう。 ここに我々が取り戻すべき感覚と実践があります。 近い記録では日本の不登校児の人数は約30万人、ひきこもりの人数は146万人で、京都市の人口に匹敵しています。 これは完全に世の中が「生きづらく」なっている証拠で、個人の努力でどうかできるような問題ではない社会現象であり、世の中全体で引き取るべき課題です。 この問題を解決するにはそんなに頑張らなくても生きていけるんだよということが説得力をもって語り続けられなければなりません。 実際、人生というものは奇妙になんとかなるものです。 必要以上に頑張らず、自然体で、伸び伸びと生きている人々が長く繁栄して、生き生きとした姿を見せていくことが大事なのではないでしょうか。 そうやって、はじめて人々は安心して暮らすことができるようになって、子供が増えて、経済も回復するのではないかと思います。 そのようなロールモデルのひとつとして、ある街が長く長く自然に存在し続けて、どんどんどんどんと無理に生きなくていい、自分自身の本当にやりたいことに集中できる環境が整っていけばいいなと思います。

八木藝の先生たち

八木藝術大学では、現役で活動するアーティスト、デザイナー、地域の農家さん、動物や植物が先生です。

まずはみなさんの今までの物語や、やってみたいことを丁寧に聞きます。

そしてそれぞれに合った学びの方向性やカリキュラムを一緒に作っていきます。


名誉きょうじゅ

ヤギ先生
「ハルル」  「アルル」

きょうじゅ

柳 雄斗

(現代アート、アートプロジェクト領域  東京藝術大学大学院修了)

奧山 理子

(みずのき美術館キュレーター、東京藝術大学大学講師 )

木下 大輔

(フリースクール学びの森教室長「ある街chapterYAGI」ドラマトゥルク)

小澤 亜梨子

(3時のアトリエ主宰  デザイン、イラスト領域)

八木藝工作室センター長

境 航

(画家、家具のリメイク、古民家修繕、タロットなど多岐にわたる。)

講師

キム ボンス

(キュレーター、アートプロジェクト、東京藝術大学大学院博士課程修了)

ホ ユン

(アーティスト 油画、現代美術領域、東京藝術大学大学院博士課程在学)

坂本 結

(美術家、油絵、現代美術領域、京都市立芸術大学大学院修了)

黒崎 香織

(美術、油絵、現代美術領域、京都市立芸術大学大学院修了)

山本 愛子

(美術家、東京藝術大学大学院修了)

山田 愛

(美術家、東京藝術大学大学院修了)

新妻 葉子

(東京藝術大学 芸術未来研究場 特任助教)

山内 稜平

(アートディレクター、グラフィックデザイナー   合同会社グラムス所属)

さのみきひと

(ミュージシャン パーカッショニスト 東京藝術大学打楽器専攻卒業)

小野龍一

 (作曲家 美術家   東京藝術大学作曲科卒業 先端芸術表現科修了)



その他公認心理士、臨床心理士の資格を持ったスタッフや芸術大学の学生がスタッフとして在籍します。



一年に2回特別なゲスト講師を招き、トークイベントを開催いたします。お楽しみに!

八木藝学び舎

八木藝の個性豊かなキャンパスをご紹介します!

八木藝術大学 校舎

八木藝術大学の校舎は明治時代の建築、築110年の古民家です。校長室も出入り自由。


お手洗いは美術作家の坂本結と柳雄斗が空間を手がけるバリアフリートイレ!開校とともに完成します。

エントランスには画材循環プロジェクト「巡り堂」の支所が併設され、画材は自由に無料で使用できます。

画材循環プロジェクト「巡り堂」とは


みずのき美術館の取り組み、画材循環プロジェクト「巡り堂」では、 定期的にALL JAPAN TRADINGから届けられる画材類を、種類や使用状態によって分類を行ない、 一つ一つ丁寧にクリーニング作業を行ないます。 かつて、誰かが日常的に使ったり、あるいは創作に打ち込んだ時期を支えていた道具たちが、 時代や場所を越えて今、また人の目に触れ 、新しい出会いに触れ、そして次の使い手へと巡ります。 「巡り堂」は、資源の循環につながるだけでなく、関わる人みんなで「つくること」を支え 、育てるプロジェクトです。

画材循環プロジェクト「巡り堂」

八木藝術大学附属美術館

八木藝術大学附属美術館は様々な現代アーティスト、美術作家の作品を
展示すると共に、八木藝で生まれた生徒の作品の展示を行います。
自らの作品が他者の目に触れることで社会に隣接する機会をつくります。


壁作りの附属美術館には現代アーティストのホ・ユンのシーソーの作品が出迎えます

ある街の農場

ある街の農場とは「ある街chapterYAGI」に隣接する400坪ある農場です。
自分たちが安心して食べられる有機野菜や果実を提供します。
また、自分たちが作りたい野菜を愛着をもって育てることで食を通した「つくること」を考えます。

八木藝の1年間

年間行事(2024/2025年度)

9月1日   (日)


9月2日   (月)


12月23日(月)


1月6日   (月)


3月20日 (木・祝)


3月21日 (金)


4月1日   (火)


7月21日  (月・祝)


9月1日   (月)

八木藝術大学入学式


通常授業開始


冬季休暇


通常授業開始


八木藝制作展


春季休暇


通常授業開始


夏季休暇


通常授業開始

イベント

8月


空白


1月


10月


3月

ある街の夏祭り


探求旅行(7、8月)


どんと焼き


ある街の文化祭


八木藝制作展

八木藝の1年間

年間行事(2024/2025年度)

9月1日 (日)

9月2日 (月)

12月23日 (月)

1月6日(月)

3月20日(木・祝)

3月21日(金)

4月1日(火)

7月21日(月祝)

9月1日(月)

八木藝術大学入学式

通常授業開始

1冬季休暇

通常授業開始

八木藝制作展

春季休暇

通常授業開始

夏季休暇

通常授業開始

イベント

8月

空白

1月

10月

3月

ある街の夏祭り

探求旅行(7、8月)

どんと焼き

ある街の文化祭

八木藝制作展

八木藝の1日

希望者は9:30にJR八木駅まで送迎車が出ます。

10時

集合

体調チェック

今日の探究相談

11時

お料理組調理開始

12時

昼食

13時までの過ごし方

昼食

13時までお片付け(お掃除したり午後の計画をたてて過ごす)

13時

地域探検

通常講義

特別講義

(畦道や公園で遊ぶ、火を起こしてみる、 地域の人に土づくりを教わる、アーティスト講師のワークショップに参加する、 行ったことないところを探検する、街の色を変える、などなどみんなで授業を作ります)

14時半

探求ゼミ

(自分の興味のあることについて調べたり制作をする時間)

16時

今日の報告

さようなら

(希望者は八木駅まで送迎)

放課後活動

探求の続きや個人相談

(お迎え組、自分で帰宅できる人のみ)

17時半

完全下校

八木藝の講義/活動

通常講義・ワークショップ・特別講義・地域探検があります。

八木藝で行われる4つの授業について説明します。

通常講義・ワークショップは午後1時から行われ、探求ゼミ・特別講義は14時半から行われます。

通常講義

通常講義では「作ること」をベースに木材の扱い方や画材の使い方を基礎から学んだり、アートの歴史もやさしく学びます。 また、「みんなで授業をつくること」も特徴で、様々なやってみたいことを提案してもらい、実践していきます。 例えばみんなで地域のいったことない場所へ探検しに行ったり、芸術祭、納涼祭、文化祭などのお祭りを作る準備をしたりします。

ワークショップ

月に一回講師のアーティストを招き、作家たちの様々な表現にふれる機会を作ります。 作家が普段どういったプロセスを経て作品が出来上がるのか、またその原点はどこからきたのかを紐解き、 みんなで一つの作品を作ったり、自分だけの作品を作ったりします。

探検ゼミ

探検ゼミは自分のやりたいこと、挑戦したいことを自由に組み立てながら過ごす時間です。 1人で黙々と木を磨いてもよし、映画を作りたくなったら仲間を集めて時にグループワークになってもよし。 どうすれば実現できるかのプロセスを学びながら、きょうじゅ陣、講師陣もいっしょになって考えます。

特別講義

特別講義では第一線で活躍しているアーティストやミュージシャンを招き、対談方式の講義を行います。 また、特別ミニライブやオンラインでの聴講配信なども予定しています。

料金

体験入学を3日間無料で行っております。詳しくはお問い合わせフォーム、
代表電話までお問い合わせ下さい。

入学金

50,000円

月間のお支払いイメージ (週5日プラン)

授業料   40,000円  ※1

昼食食費   10,000円

合計     50,000円  ※2

全て税込価格となります。

「週に1日通いたい」「毎日行けるかなぁ」というご相談に合わせた価格プランもご用意しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

※1:(入学から一年間は特典として30,000円となります)

※2:(初年度は40,000円)

料金

入学金

50,000円

月間のお支払いイメージ(週5日プラン)

授業料 40,000円  ※1

+

昼食費 10,000円

合計 50,000円  ※2

全て税込価格となります。

「週に1日通いたい」「毎日行けるかなぁ」というご相談に合わせた価格プランもご用意しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

※1:(入学から一年間は特典として30,000円となります)

※2:(初年度は40,000円)

説明会

2024年 説明会

8月24日(土) 14:00〜

伏見桃山「Arumachi Projectアトリエ」

8月25日(日) 14:00〜

南丹市八木町

ある街 chapter YAGI内「八木藝術大学」

それ以外の日程は対面での個人説明会、相談会となり1時間無料で行います。 説明会の受付は7月15日から、個人説明会期間は7月22日からスタートいたします。 場所はJR八木駅から車送迎で5分の「ある街 chapter YAGI」、もしくは京阪伏見桃山駅徒歩10秒の「Arumachi Projectアトリエ」で行います。 ご都合のよろしい場所、日時をお伝えください。 詳細な場所は説明会お申し込み後にお伝えします。

お問い合わせ

お問い合わせフォームから件名を八木藝術大学 説明会と記入し、お名前、
ご年齢、メールアドレス、希望日時やご相談がある場合はご相談内容をお書きください。

事務局

Arumachi Project事務局

〒612-8083

京都府京都市伏見区京町4丁目くれたけビル2階

代表電話番号 070-4481-4644

代表  柳 雄斗